80代のフィリピン留学・英語学習のゴールはどこにある?
- 名前
- 年齢・職業
- 期間
- Hiroshiさん
- 80代
- スタンダードコース、3週間
――簡単な自己紹介をお願いします。
愛知県から参りました、Hiroshiと申します。年は82歳になりました。天皇陛下と同級生です。よろしくお願いします。
――これまでにも海外に出ているんですか?
えぇ、何回かあります。留学で訪れたのはニュージーランド、オーストラリア、イギリス、アイルランドですね。僕はアメリカに英語を学びに行ったことは一度もないですが。
これらの国ではネイティブですし、イギリスはブリティッシュイングリッシュの本場ですよね。
――色んな国で色んな英語を学ばれたのですね。
色んな英語といいますか、英語はもちろん一緒なんだけどやはり学校ひとつでも違いますよね。ここはマンツーマンでしょ。フィリピン以外のところではマンツーマン授業は一度も見たことがないです。他の国ではグループクラスがメインですからね。
また、オーストラリアでもニュージーランドでも、それからアイルランド、イギリスでもみんな必ず外人に英語を教えるための資格のある先生がいるんですよ。僕らはこうして日本語を話しているけど教えられるかっていうと、そういった専門教育を受けてないから必ずしも教えることはできないです。だけども外国ではそういった資格を取るのがある程度厳しいんです。そういう人でないと先生になれませんから。
僕はほとんどスタンダードのジェネラルイングリッシュのコースをとっていたんだけど午前中は文法が主なんですよね。日本人が文法を習う場合はみんな日本語ですけどこういうところへ来るとみんな英語です。日本の英語教育を考えた時に、少なくとも英語を教える時には英語で教えるべきじゃないかなと思います。
――僕の感覚だとHiroshiさんは他の年配の方とはなにか違いますよね。英語も堪能ですし。
いやいや、そんなことないですよ(笑)。でも、外国行った場合も僕の場合はホームステイにするんです。寮に入ったことは一度もないんですよね。ホームステイでも同じ年代の人の家庭で子供のない家を指定してね。年が同じような年代の人だと映画にしてもなんにしても、テレビ見るにしても同じジェネレーションでしょ。ジェネレーションギャップも少ないんですよね。
――長く続けるコツはなんですか?
コツといいますか、僕の場合、文法は嫌いだけど重要だから外国に行ったときに本屋で文法書を買ってそれで自習してます。
僕はセルフスタディが主なので外国はある意味では自分のモチベーションを上げるために行っています。どうしても自習してると意識が低下していくでしょ。モチベーションが低下しちゃってやる気がでないので「継続は力なり」の英語の勉強は無理して毎日毎日ハードワークしなくていいけど、ちょこっとでもいいから勉強していくことを心がけています。
あとは単語帳を自分で作ってやっています。何千とありますが、それをバンドルでアルファベットに組み替えていきます。本屋で買った単語帳で知らない単語はまず全部チェックしてそれをバンドルにして、毎日暇なときにやります。僕は毎日朝近くのカフェに行くのを日課にしていますがその行き帰りの往復一時間の間はそれをやるようにしています。
――Hiroshiさんが考える英語学習のゴールはどこにあると思いますか?
実用的な英語だと思っています。文法などはあまり好きじゃないので僕のターゲットはあくまでも使える英語です。文法よりかは単語の方が重要かなと思いますね。文法を間違えても単語さえ知っていれば通じますからね、語彙は一番重要です。色んな国に行ってるからその国の特殊な単語やあんまり辞書に載っていないことも含めて勉強です。
これからも健康なうちは海外旅行に行こうと思います。家内はあまり海外には行きたがらないんだけれども、でも一緒に行けたらこうやって日本の寒い時期に暖かい国へ来たいなぁと思いますね。